南泉州エリアで新しい子どもの居場所を

大阪維新の会泉州ブロックで不登校問題について昨年1年間をかけて調査研究しました。

その中で「親の会」の保護者の方や和歌山大学で取り組んでおられる先生を招いて講義を受け、意見交換等を行ってきました。

そんな中、子ども食堂を運営していた「キリンの家」が泉佐野市で他市に先駆けてフリースクールを開設したと聞き、私は本会議の一般質問でフリースクールでの出席が学校での出席に認められるかの質問をしました。

今年度の泉佐野市議会定例9月議会の議員研修会ではNPO法人キリン子ども応援団の水取代表理事が講師としてお話頂いた時、是非一度現場を視察させてほしいとお願いし、今回10名の各市町議員で訪問させて頂きました。

「キリンの家」は昔スナック街だった極小のスペースでこども食堂からスタートし、現在は3軒をつなぎ合わせた施設に生まれ変わり、昨年秋にフリースクールとして開校されたとのこと。

現在、不登校の子どもが増えつつある状況は日本全国どこでも直面している問題であり、子ども本人や家族が抱える苦しみを和らげるひとつの道としてフリースクールの役割は非常に重要だと考えます。

どうしても家や学校に居場所が無いと考える子どもに対して、行政が運営する支援センターではないもうひとつの居場所が出来たということは大変良いことだと思います。

聞くところでは不登校のこどもたちの大半が家の自分の部屋に閉じこまり、誰とも繋がらない状態であるとのこと。

現場に来れない子どもはまずはオンラインからでも良い、誰かとつながることが大切と聞きます。

ほんの一部、わずかな子どもたちだけかも知れないけれど、外に出て社会生活がスタート出来るためのきっかけとなるような施設となるように是非応援したいと思います。

市民に選んでもらっている我々大阪維新の会の市会議員は悩んでいる人たちにこのような選択肢もありますよとお伝えすることから始めて行きます。

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