泉佐野市田尻町清掃施設組合議会視察報告

11月13日月曜日に三重県四日市市クリーンセンターを視察しました。

本市の清掃施設、いわゆるゴミ焼却場は昭和61年から使用を始め早37年間も経過しています。

一般的にはゴミ焼却施設の使用期間は30年と言われており、本市処理場の視察見学をすると至る所に老朽化が見られ、監査委員をしていた際には施設修理に係る部品の購入が目立っていました。
また最近では機械の故障等で受け入れをストップする事態も起こってきています。

そのような状態からいよいよ新施設の開設計画が立てられ、上之郷の旧コスモ計画の跡地に令和12年、今から7年後共用開始を目指し地元との協議を重ねています。

他方、今回視察した四日市市クリーンセンターは8年前に現地で建替えられ、人口31万人都市の焼却炉として運用していますが特に力を入れているのが施設内見学、特に小学校4年生の児童がゴミ処理施設を学ぶためのアイデアが至る所に駆使されているところです。

楽しみながら興味を持ってもらう方法として、テーマパークのアトラクションやシネコンでよく見る内装や仕掛けが施され、ゲーム感覚を取り入れた、いかにも子供たちが好きそうな工夫をしていました。

ゴミ行政については泉州地域とは全く違う考え方で非常に市民負担が少なく、多くの税が投入されている印象を受けました。これは中部地域の特性のようで、一部時代に逆行していると感じる部分もありますが、それは土地柄と言うことで理解しました。

今回の視察で最も驚いた点は中核市クラスの焼却場の建設費が10年前では177億円で済んでいることで、本市が建設予定の新施設建設予算は350億円から資材、人件費の高騰でさらに大幅な増額予想が懸念されていることです。

万博じゃないですが、出来るだけ建設予算を抑えるための努力が今後求められると痛感しています。

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