前回の定例市議会で大阪維新の会の「身を切る改革」を給与アップに反対する討論で表明。
市議会では定例議会開催の前に審議する議案が提示され、各委員会で議論した後、採決する運びですが、なぜか定例議会閉会直前に追加議案が上がって来る。それは委員会で議論せずに議員全員で協議会というかたちを取って質問したり意見したりするのだが、終盤で疲れもあり、時間を考慮してどうしてもスルーぎみは否めない。ある程度分かっている案件なら当初議案にすべきであると思います。昨年同様にこのタイミングで人事院勧告による給与アップも提案され、この追加議案80号には反対しました。反対の趣旨は以下の反対討論をお読みください。
私は大阪維新の会の日根野谷でございます。
会派を代表致しまして、只今採決を審査致しております
議案第80号 「議会の議員の議員報酬及び費用弁償等についての条例の一部を改正する条例制定について」反対の立場で意見を申し述べます。
昨年に続き、人事院勧告に従っての条例改正案ですが、そもそもこの勧告には拘束力は無く、官民給与比較に於いても、事務職だけでなく、技能労務職員の給与比較をするべきであり 、50人以上の大企業だけしか比較対象にしていないことは民間企業の平均給与と公平な比較になっているとは言えません。
泉佐野市を含む大阪の大部分は中小企業が支えていることに加え、早期健全化団体から脱却したとは云え、引き続き厳しい財政運営を強いられている本市では給与アップはすべきではないと考えます。
しかしながら、職員給与は4%カットを実施し府下最低、また特別職も退職金ゼロで給与も40%カットを継続実施していることから、議案第79号と議案第81号の条例制定には賛成致しますが、昨年、職員、特別職のその厳しい給与削減に賛成した議員の立場を考えますと、議員の給与も同じように上げる今回の議案第80号の条例制定には反対であります。
政務活動費問題等で地方議会議員への信頼は失墜している今だからこそ、本市は自らに厳しい、他市とは違う議会だと云う事を示すべきと考えます。
以上、議員各位の賢明なご判断を宜しくお願い致します。