「大阪維新の会」の発足の理由は、首都東京に並ぶ大都市に大阪を変えることにある。
その手法として考えた「大阪都構想」は5年間に当時の橋下代表のもとで任期中に行うことに重きを置き、住民投票を行ったが僅差で否決となった。
そして稀代の政治家、橋下徹代表が政界から去った。
しかしその後、反対派の出した別案、話し合いで府と市が一体化して行政を進める「大阪会議」がもろくも崩れた。
そこで各級選挙において再度都構想への挑戦を掲げ勝利し、紆余曲折を経て、いよいよ11月1日にその是非を問う住民投票が施行される。
私は維新の会に籍を置く市町議員団の中で最も長いひとりとして告示を前に自分なりに勉強したいと2冊の本を読み、街頭活動の説明などに活用するためポイントを分けて記したいと思う。
その第1弾
1 なぜ都構想なのか
・大阪市は日本の市の中でナンバー1とおもっている、プライドがありすぎる
・市と府が同じ様な権限をもっているので普通なら都道府県がやることも自前でやってしまう
・りんくうゲートタワービルとWTCビルで高さを競った歴史がある
・水道の浄水場も府と市が隣合わせにあって統合しようとしても「そっちが減らせよ」と
・消防も大阪市は独自の学校があり、大規模災害時に府と共同作業ができない
・信用保証協会も別々にあるので府も市もどちらも利用でき、港湾、環境、産業分野でも同じようにある
★ではなぜ同じようなところに同じような施設があるのか・・・
・・・それは府民の利便性から、中心地につくると大阪市内になるから
・大阪市は過去の公務員体制のなごりが残っており、民営化を嫌がる、
・阪神高速や鉄道は市にメリットが少ないから市が非協力的で前に進めない
・270万人の市が大きすぎる・・・一番効率の良い人口規模が50万とされている
・象徴的な事例が大阪オリンピック誘致は市と府が別々に行い大失敗、しかし万博誘致は府市共同で誘致に成功
・新型コロナ対応は府に任せて、全国から高評価を得た
以上の理由で二重行政を二度とすることが出来ない仕組み、それが都構想!
次回は大阪維新の会とは