11/12(火)千葉県浦安市 於:浦安市役所
テーマ 子育て施策 病児・病後児保育
東京ディズニーリゾートのある街として有名な浦安市はほぼ半分が埋め立てにより造成された人口17万人で人口密度は県内第1位の市です。
また2016年度は財政力指数で日本1となり、大変若い世帯が多い印象。
そのような環境から、子育て施策メニューは非常に充実しており、今回の視察内容の「病児・病後児保育」は珍しい取り組みであると担当課からレクチャーを受けました。
市内4か所の保育室で展開しており、病児・病後児保育室「みつばち うらやす」を有する順天堂大学医学部付属浦安病院では前年度延べ利用者は1686人申し込みの中から709人となり、キャンセル数もほぼ同じぐらいの数をカウントしている。
病気内容はコロナ以外の感染症などが主で1日平均6人定員で受け入れている。
浦安病院と順天堂の2つの病院への委託費は約4000万で病後保育の受け入れている民間の保育園への補助金は2000万で国の補助金は2000万、市単費は4000万とのこと。
TDL従事者他若い共働き世帯が多い浦安市ならでの取り組みであると評価し、本市での取り組みを考えるとどれだけのニーズがあるのか、また受け入れてもらえる先があるのかなど検証すべき点が多々あると感じました。
11/13(水) 東京都墨田区 於:墨田区役所
テーマ 3Dメタバース空間(VLP)事業
7月に南部議長会で議会改革の取り組みで訪問以後2回目の視察訪問となりました。
今回の視察は全国的課題である不登校に対する取り組みとしてどこともつながっていない児童生徒にインターネットを使って個別に仮想空間にアクセスしアバターを介してコミュニケーションを取ったり、学習したりする事業です。
この事業は東京都の事業で都内20自治体が事業展開しており無料で毎週月~木の午後1時~4時まで2名の支援員が入って支援を受けられる内容です。
実際、3Dメタバースを映して実際担当の方のデモンストレーションを見て非常にわかりやすく理解できました。
この取り組みが目指す次の目標がリアルな空間の支援につなげるように働きかけるとあり、教育支援センターやフリースクールへの移行であると聞きますが1年未満の取り組みで3年間の実証実験後各自治体で継続する場合は自治体の予算で実施することとなり、大きな財政負担となる。
本市ではどうかということですが、そもそも東京都の事業であるのでまずは大阪府でスケールメリットを活かした展開から入っていくべき規模の事業なので時間をかけて不登校対策として何が効果的か議論を重ねていくべきと考えます。
以上、視察受け入れ先が少ない中、先進的な取り組みを実際目で見て勉強できた視察でした。