ここ3ヶ月間の選挙を振り返って考えてみた!

8月5日、台風5号が接近している中でも猛暑が続く土曜日に堺市長選挙に向けた全体会議が堺東駅近くに設けられた事務所で執り行われた。4年前と同じ現職との一騎打ちの戦いで前回同様、読売テレビキャスター擁立に失敗し、前回の市議会議員から府議会議員に候補者が変わっただけの構図である。選挙方法はいつものドブ板選挙と呼ばれる手法で1軒1軒廻りながら候補者の顔と名前をしってもらい、反応の良かった先にはポスター掲示のお願いをする。公示後はひたすら辻立ち、駅立ち、メガホンで街頭演説を繰り返す。途中、私はじ声で30カ所のスポットをした翌日に疲労と大声を張り上げるために肛門がうっ血し半日寝込むことになる。

終盤には駅などでは手ごたえを感じたが、住宅街では圧倒的に現職支持の空気を感じた。結果は前回より1万票近く差を縮めたが南区以外は敗北となった。

相手候補は「都構想隠し」と最初から批判し、それには「4年間は議論しない」と答えていたが最後には徹底して前回勝利した都構想反対支持者の声が大きくなり、街中でお会する人達からもいずれ大阪市で都構想が実施されれば堺も入れるつもりでしょうと言われた。

私の感想では相手側の維新以外の全ての政党が終始一貫「都構想反対」ほぼ1本で対抗した結果が最後には有権者に届いてしまったものと考えている。

その間、19区内で行われた阪南市議会議員選挙では2名の新人候補は共に上位での当選となりこれで15名の地方議員が誕生することとなった。まだまだ南エリアでは維新の支持は根強い。

堺市長選挙の結果が出た翌日、解散総選挙が行われることを受け、19区における日本維新の会党勢拡大活動がスタートした。9月議会中でもあり動けない日が数日あったが中4日の登板である。非常に短期間での選挙を強いられることになったが丸山事務所は早くから準備を進めており、最初の会議ではすでに印刷物他、行動スケジュールなどほぼ完璧に出来ていた。

過去2回の選挙では選対本部があれこれ意見を出して時には迷走することもあったが、今回はすでに候補者本人の思い描く選挙戦術が出来あがっていたのでその方法を踏襲することとし、異論などは北、中、南ブロックのそれぞれの責任者が受けて頂き、全体の会議に諮り決定することになった。

とにかく出陣式とその翌日以外はほぼ雨が続き、連日雨との戦いであり、候補者はひたすら自転車で広い19区内を駆け巡り、応援者は限られた人数で効率良くノルマをこなしていくことを重要視した選挙戦を繰り広げた。

結果は全ての行政区で丸山ほだかは勝利し、前回よりも得票数を全国の中でも唯一伸ばすことが出来た。台風21号が通過する最中に開票を事務所で多くの支持者と一緒にテレビを見ながら待っていた時、突然電気のブレーカーが落ち真っ暗に。大阪テレビさんが持ち込んでいたバッテリー式の照明をお借りし、何とかバンザイをすることが出来た。私の第一声は「ブレーカーは落ちましたが丸山さんは通りました!!」と。

その勝利に酔いしれる間も無くツイッター問題で離党騒ぎに巻き込まれて行ってしまうことに。政治の世界は何が起こるか分からない、一寸先は闇の中!

Print Friendly, PDF & Email