大阪が変わる。人を変えるために街を変える・・・安藤忠雄講演

公益社団法人岸和田青年会議所60周年記念 安藤忠雄講演会が岸和田浪切ホールで開催された。さすがに世界的な超一流建築家とあって会場はほぼ満員状態。90分がこれほど短いものかと思えるほど、中身が濃く、全てに共感出来る話を聞くことが出来た。

大阪は緑が少なく、きたない。公共心が無い。そんなズバズバ歯に衣きせぬ物言い故に聞いていて心に響く。それを払拭しようと中之島の川沿いに3000本の桜を植える行動に。それに市税を投入するのは普通だが、皆さんから1万円で名前入りのプレートを付ける。お墓の代わりと思ってとの口説き文句が素晴らしい。

当時大阪の太田知事と磯村市長は全然乗って来なかったが小泉総理が植樹式に来て一気に盛り上がったとのこと。市民がお金を出して公共の地に木を植えることは画期的なことだった。

それから後はうめきた広場や空中庭園のあるセキスイビルなど花とみどりの空間を作り続けている。梅田にあるマルビル(旧吉本ビル)を上までツタをはわせるチャレンジを実施中。

要は人間、本を読んで勉強して、前を向いて努力すること。昔から上の人からずっと言われてきたことだが安藤忠雄さんからだと重みを感じる。

講演中に岸和田市長に気を使ってくれているのか何回も維新、維新と話され、自分のこれまでやってきたこと、これからやっていくことが間違っていないことを言い聞かせ『美しい街づくり』を続けて行く決心を新たにした。