りんくう総合医療センターの財政状況ピンチ!

地域の中核病院としてのりんくう総合医療センター(旧泉佐野市民病院)は独法化してから5年経過し、一定役割を果たしてきているが、ここで収益が伸び悩み、資金不足に陥っている。

原因は病院側によると診療報酬の改定、消費税増税、法定福利による給与制度改正等があげられている。そこで今後、資金不足解消の為に一旦土地を売却してその後は借りるシステムであるいわゆる「セール&リースバック」を活用する案が出て来ている。

南大阪で高度医療技術を有し、救命救急体制をも維持している病院を無くすわけには絶対いかないことは当然であり、2025年に団塊世代が75歳以上になる時の医療制度改革までの間の資金繰りにはその方法がベストなのかも知れない。

そもそも10万市民が支える昔の市民病院から南大阪をカバーする病院規模となり、少なくとも泉州地区全体で支えるべき病院であり、府立の成人病センターや急性期病院クラスの病院と同じような大型病院と位置づけされてもおかしくないのではないか。

もちろん病院サイドも身を切る改革を含む再建計画を実施していく方針であると思うが、過去の医師不足を引き起こさないか不安ではある。

是非共、このピンチを乗り越え、病院再生に市も一緒になって取り組み改善していくことが必要不可欠であろう。

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