大阪都構想再挑戦の年の大事な初選挙を勝って

1月15日告示、19日投開票で施行された熊取町長選挙において、大阪維新の会公認候補 藤原敏司氏が2期目の当選を果たした。4年前は現職に4人の新人が挑戦する熾烈な戦いを繰り広げ、党が一丸となった選挙選となり、厳しい中勝ちぬいた。

しかし今回の選挙は現職の藤原氏に無投票阻止が狙いなのか共産党推薦の元教師新人で2回目挑戦の大浦氏が立候補した。

結果は投票率は前回に比べ15.3%下がって33.12%、藤原としじ 8787、大浦まさよし2889票で大差をつけての勝利となった。

今回の勝利は、4年前の就任当初から始まった2回目の挑戦で、この4年間で町民の多くが藤原町長を信任していることを感じ取った町長に挑もうとしている人が立候補を断念したことが考えられる。

それは藤原町長の人となりが多くの町民に伝わり、安定した町政運営が行われてきたことが背景にある。大規模な開発やインフラ整備、箱ものなどの目立つ施策は行っていないが、 ふるさと納税は 泉佐野市が日本一になって総務省とケンカしている間に全国7位の寄付を集めており、したたかというか、策士というか現在も制度から除外されること無く続けている。

藤原町長は何時もニコニコしながら多くの町民から好かれており、頭の中では次の戦略を考えているような印象を私は持った。

また一方では大阪維新の会公認の首長が実施している身を切る改革で、退職金廃止、報酬の2割カットを行い、歴代町長がマスコミ沙汰になっていた時からクリーンな熊取町に変わったことも有権者の中に浸透して来ているのだろう。

これから都構想住民投票に向け、大阪府、市内の皆さんに都構想の説明をしていく我々は藤原町長のように愚直に丁寧にそして優しさを持って接して行くべきだと、今回の選挙で改めて感じた。

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