泉佐野市議会では「身を切る改革」提案は否決

令和4年度の議会改革推進委員会が本格的にスタートしました。

現在の議会改革推進委員会は大阪維新の会が発足した8年前は議長の諮問機関で議会で変えていくべき項目が出てきた場合のみ議論していましたが、数年前から他の委員会同様に正式な手続きを取って議会改革委員会として議論を行ってきました。

最近では役職の任期や質問時間の変革、災害時の対応、ペーパーレス化のためのタブレット導入や政務活動費の適切な運用についてPT等を立ち上げ制度化してきました。

本市は早くから議会基本条例が制定されており、それに沿って各機関との意見交換会の開催なども行っており、8月初旬に開催された「こども議会」もここからスタートしました。

2年前にわたしが委員長の時には、すでにコロナ感染拡大を受け大阪府議会や茨城県取手市などいち早くオンライン委員会を開催できるように条例改正を実施していることを参考にオンライン委員会を試験的に実施するところまでの実績を残しました。

しかし、昨年はオンライン委員会の進捗は全く無く、わたしは本日の委員会ですぐに条例改正を行うスキームを作り、出来れば9月議会後半で議決し、12月議会で感染症の影響等で対面出席できない委員がオンラインで出席可能となるように、スピード感を持って対応していきたいと考えています。

それと併せてもうひとつ提案した「市民の皆様に寄り添った議会改革・・・議員に要する予算削減」いわゆる「身を切る改革」は大阪維新と新緑未来の2会派だけが議論するに賛成で、自民、公明、チーム泉佐野、個人会派の4会派が議論すらすべきでないとのことで賛成2、反対4の結果で否決となりました。

(身を切る改革とタイトルするだけで拒否反応が想定されたので市民に寄り添った議会改革と銘打ちましたが効果なしでした)

2年前からコロナによる未曾有の危機的状況が今後どこまで続くか分からない状況下、市民の皆さんの痛みを少しでも分かち合うべきであると強く思っての提案がみごとに否決され、残念でなりません。

我々大阪維新の会泉佐野市会議員団は選挙でお示しした報酬の10%削減は全員で必ず実施して、カット分は来年の春に困っておられる人々に使ってもらえるように約束しています。

また議員定数削減については、次の改選までには、しかるべきタイミングを見計らって少数精鋭の議会にしていくべく再度提案して参ります。

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