アフターコロナのインバウンドに期待して

新型コロナウイルス感染拡大が続く中、3年前に計画が決まっていた南海泉佐野駅ステーションホテルの工事が開始される。

現在の泉佐野駅は平成17年、高架工事完了と同時に立体駅舎が完成し、当時泉佐野市長の新田谷修司さんが早朝5時台の始発電車が来るタイミングでテープカットセレモニーに参加したことを思い出す。

今は本来なら夏の東京オリパラで訪れるインバウンド対応のために多くのホテルが建設、完成し、今回工事が始まるホテルも竣工されている予定であった。

しかし、現状は開業どころかコロナの影響で建設中に破綻したWBFホテルや市内最大のゲイトタワーも現在ホテル事業を停止している。

そのような中、逆にこのタイミングでスタートしたホテル建設はコロナでしばらくインバウンドが期待できない時に工事を行い、コロナ収束後に外国観光客が戻って来るときに合わせて開業しようと考えておられるのではないかと思う。

このホテルの建設場所は空中の2階部分から上で、常時、地上では人や自転車の往来がひっきりなしにある特殊な環境の工事になるので、警備や搬入、安全対策も通常の数倍コストもかかるはずである。

そのような要因もあってかデベロッパーが入れ替わり、計画が先延ばしとなっており、私は最終的にホテル建設を断念するのではないかと心配していたが8月7日に地鎮祭を行う。

今回のホテルは全国展開している「ベッセルホテル」で地上12階建て、222室ある駅直結のホテルで、レストランは無いが、朝食バイキングが有名で温浴スパもあるそうだ。

工事期間は建築会社の説明では約2年近くかかり、その間駅利用者はう回路を使って改札口へ向かう。現状の車やタクシー、バスなどの利用者の乗り降り場所が移動となる。

私たちが作った駅前の花壇「ウェルカムガーデン」も一時撤去される。

是非事故のないように、安心安全な工事を心掛けてもらい、泉佐野市の新しいランドマークとなれることを期待している。

Print Friendly, PDF & Email