9月4日直撃した台風の対応で職員全体で昼夜分かたず対応に尽力して頂いたことで、瓦礫の処理、ブルーシートの配布、罹災証明書の受付など月内で概ね処理出来ることとなった。
月末には再び台風24号が通過したが、幸い前回の様な大きな被害は出なかった。
今回の9月議会は異例の展開となり、通常では後半の一般質問での質疑応答のため、多くの時間を割いて打ち合わせをすることになるのだが、この度の災害にあたり市民の皆様への対応を最優先してもらうこととして、すべての会派代表と個人質問は行わないことを申し合わせた。
定例議会の後半の追加議案では今回の台風21号の災害対策においておおよそ8億5千万円の補正予算が上程され、中身は災害ゴミ処理費用、ブルーシート購入費、公共施設の修繕費、ブロック塀や家屋の修繕支援金など即時対応しなければならないものであった。しかし、10月から始まる支援金制度では、発行数が約1万3千近く受け付けた罹災証明書の半分が最大10万円の支援金対象になったとしても約7億円の歳出があることを想定すると合計では15億円以上の予算措置となるだろう。
幸いにも人的被害が無かったので実際の訓練とは違う大きな教訓を得ることが出来たのだが、聞こえにくい防災無線の問題、市民への配布の方法、災害ゴミの処理方法など、多くの課題が見えた。市議会に於いても情報の共有や議員の役割なども今後議論して、職員同様に汗をかいて知恵を出して市民のお役に立たなければならないと感じた。
また、総務省からはっきりとした制度の通達が無い中で知恵を出し、貪欲に財源を集めた本市だからこそこの様な素早い、手厚い災害対策が取れたことも議員はしっかり認識すべきである。
9月議会の主な審議内容